雲嘉南浜海国家風景区

布袋は清朝時代から製塩が盛んで、漁業と製塩で栄えました。1824年に洲南塩場が開かれ、台湾の製塩は「黄金時代」を迎えましたが、食塩は国内生産から輸入に転じ、2002年に台湾「天日干し塩」に終止符が打たれました。

布袋の豊かな塩田文化を再現するため、布袋嘴文化協会は「明るい塩田村」をビジョンとして、「環境教育／産業イベント」を運営の理念に掲げ、塩田の生産、暮らし、生態を結び付けて、操業停止して6年になる洲南塩場を復活させ、文化、観光、教育の機能を備えた塩田として再スタートし、塩場の伝統精神と新たな魅力を体験してもらっています。

「洲南塩場」を「文化塩田」、隣り合わせの新厝仔社区（龍江、新厝里を含む）を「文化塩村」として、人の営みと日常生活という視点から、布袋塩場の歴史的な深み、地方の歴史、暮らしぶりを再現しています。

「謝塩祭」は洲南塩場で2008年から毎年、年末に行われている祭典で、昔の塩田作業員がお供えを捧げ、天地と神々に事業の興隆を祈って地元への感謝の気持ちを表しており、伝統産業と文化を結び付けた重要な文化イベントとなっています。